こんにちは余暇です。今回は離乳食の進め方について解説します。
生後5か月頃から離乳食をはじめるママが多いのではないでしょうか?
離乳食開始にあたっていちばん不安なのが「アレルギーがないか」ということですよね。アレルギーの程度によっては命にかかわりますから、離乳食の進め方も慎重になります。
どのように進めたらアレルギーを防ぐことが出来るのでしょうか?
実際にやってみて成功したアレルギーを回避する離乳食の進め方について具体的に説明していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- 離乳食を始めようと思っているけどアレルギー発症が怖い
- どう進めたらアレルギーが出にくいのか知りたい
- 実際に離乳食を進めた体験談が知りたい
アレルギーの発症を押さえるポイントは「早めに少量」
最も重要となるポイントを先にご紹介しておくと、
アレルギーの発症をできるだけ回避するために
「7大アレルゲン」を後ろ倒しにせず、離乳食が始まったら早めに少量与えてみることがカギになります。
まず知っておきたい「7大アレルゲン」とは?
7大アレルゲン
- 卵
- 牛乳
- 小麦
- ピーナッツ(落花生)
- そば
- エビ
- カニ
この7つは、食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになったもののなかでも、特に症例数や重篤度から表示する必要性が高いため「特定原材料」と定められており、法令で表示が義務付けられています。
実際に我が家にあったベビーフードを例に見てみましょう。
表面にしっかりと、7大アレルゲンのうち「牛乳・小麦」を使っていると明記されていました。
離乳食にあたって、この7大アレルゲンをいかに発症させないかが重要になります。また、もし体質としてこれらのアレルギーがある場合を想定して、重篤化させないよう進める必要もあります。
離乳食が始まったら7大アレルゲンを早めに少量与えよう
【参考】離乳食を進めるうえで参考にした病院の資料
離乳食の進め方に悩んでいた時、こちらのツイートを見つけました。
メジェドさんがTwitterで発信されたもので、アレルギー治療も専門に行なっている小児科の掲示物だそうです。こちらに書かれている「離乳食の進め方」がとてもわかりやすかったので、参考にさせていただきました。
卵について(小児科の掲示です)#離乳食めんどくさい協会 pic.twitter.com/u1Yq4FVPbd
— メジェドさん@育休明け (@medjedsan) January 22, 2019
書かれている内容をざっくりまとめると、
離乳食開始前に混合栄養(母乳+ミルク)で育った子は牛乳アレルギーになりにくい。それと同じように、他のアレルゲンについても早めに少量与えておくと後々アレルギーを発症しにくい。逆に、年齢が高くなってから初めて与えると、かえって危険である。
というものです。アレルギーを避けるため、後ろ倒しを推奨する内容はよく見かけますがその逆です。なんだか予防接種に似ていませんか?
こちらの内容を参考にしたうえで、私自身が実際に試した方法と結果について具体的にご説明します。
【離乳食の進め方①】卵・牛乳・小麦
卵
参考資料にあるように「卵ボーロ」を使用しました。
卵でアレルギーを引き起こす原因のほとんどは卵白だそうです。そのため、ほとんどの育児書では「最初は黄身だけ、耳かき程度から試しましょう」と書かれています。
資料では「いきなり卵白入り卵ボーロでOK」というニュアンスだったので、初回は全卵使用の卵ボーロを一粒砕いて、10倍粥に混ぜて与えました。
その後、様子を見つつ少し粒数を増やしていきました。その後、アレルギーを引き起こすことなく現在たまごやきや茶碗蒸しなど卵料理が食べられています。
牛乳
前述の通り、離乳食開始前に混合栄養(母乳+ミルク)で育った子は牛乳アレルギーになりにくいというデータがあるようです。
息子は生まれたときから混合栄養で育てていたので、意識せずに「牛乳」を摂り続けていたことになります。データの通り、息子も牛乳アレルギーを発症しませんでした。
母乳にこだわりのある方でも、たまに練習も兼ねてミルクを飲ませてみるのは有効と言えます。
小麦
「パン粥」を使用しました。「パン粥」は離乳食初期でもほとんどの育児書で勧められているメニューなので、卵ボーロなどに比べて身構えず与えられると思います。
参考
▼パン粥の作り方
- 食パン(1/2)と牛乳(大さじ4)を用意する
- 材料を小鍋でゆっくりふやかすように煮る
わずか2ステップでできます。余った分は冷凍しておけば保存が効くので、少し多めに作っておくと都度用意せずに済んで便利です。
【離乳食の進め方②】ピーナッツ・そば・エビ&カニ
ピーナッツ
参考資料にあるように「ピーナッツバター」を使用しました。
ピーナッツバター(小さじ2)をお湯(小さじ2)で溶かしたものを、6ヶ月になった頃に試しました。全部は与えないよう書いてあったので、ヨーグルトに掛けて与えました。
ヨーグルト自体が好きだったので嫌がらず食べましたし、現在もピーナッツアレルギーの気配はありません。
そば
多くの育児書でそばは「1歳をすぎてから与えましょう」と言われています。
卵や牛乳などのアレルギーは、年齢を重ねると食べられるようになる(体が耐性を得る)場合が多いのに対して、そばは違います。いちど発症すると、なかなか食べられるようにはならないのです。
資料で推奨されている通り、離乳食をはじめて間もない頃にそばを1cmだけ与えました。そのままは飲み込みにくいので、すこし潰して舌にのせてあげるとやりやすいです。
結果なにごともなく、1歳半を過ぎた現在、少量ながら一緒にそばを食べられています。
エビ・カニ
エビとカニのアレルギー元は共通とのことで、一度に解消できました。
「1歳からのかっぱえびせん」を砕いて、ヨーグルトに混ぜて与えました。ヨーグルトは喜んで食べるので、食べさせたいものは何でもヨーグルトに入れちゃいます(笑)
カニはあまり食べる機会がありませんが、エビはその後お菓子や茶碗蒸しに入っているものを食べられるようになりました。
結果:早めに少量与えた結果どのアレルギーも発症なし!
予防接種のように、「早めにアレルギーの原因となる食べものを少量与える」という方法は、実際試した結果有効でした。
もちろん、個々の体質によります。しかし、我が家は旦那がかなりアレルギー体質で、それが息子にも遺伝しているかもしれないという前提のもと進めた結果成功したので一例として参考にしていただければと思います。
アレルギーの遺伝は避けられないものの、発症するかどうかは環境に委ねられるという「食物アレルギー研究会」の情報があります。
リンクを貼っておきますので、詳細が気になる方はご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアレルギーを回避する離乳食の進め方について解説しました。実際に生後5か月から離乳食をはじめて、試行錯誤してきました。1歳半を過ぎた今だからこそ「この方法で大丈夫だった!」と自信を持って言えますので、もし悩んでいるママがいたら参考にしてみてください。
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